会報誌 No.2061

投稿日: 2022-09-27

2022.9.16 第2061回例会 No.2061 記事全文

会長挨拶 全文

伊東西ロータリークラブ 会長 稲葉雅之            

本日は例会場に行けずオンラインでの出席となり申し訳ございません。
また、会員増強維持委員会の岡村委員長、ようこそおいで下さいました。せっかくの機会ですのに、直接ご挨拶もかなわず大変失礼でありますが、どうか本日は宜しくお願いいたします。

さて、例会を休むことなく、14時からの東京の会議に出席することができるのも、コロナ禍の制限の中で普及した便利なシステムと習慣、そして皆様の寛容性のおかげであると、感謝しております。
他にも同様に、これは便利だなあと定着してきたものは数々あるようです。
<目的や要求に向けて、従来の方法では少なくとも一時的に困難なために、やむを得ず代替えして
行われる、便利さや省エネ等を伴うものであり、やがて定着していく方法、システム>
・オンラインによるミーティング、イベント⇒便利、経済的
・ネットによる購買、コミュニケーション⇒便利、経済的
・テレワーク(在宅勤務)⇒楽、時短、経済的     ・マスク⇒対人コミュニケーション上便利
・黙食⇒気楽     ・家飲み⇒気楽、経済的    ・少人数行動(大集団化回避)⇒気楽
・クールビズ⇒楽、経済的
いずれにも、その方が「便利」「経済的」「気楽」と感じられる合理性が存在するため、コロナが収束しても私たちの習慣として市民権を得ていくでしょう。
他方、ロータリーの例会もオンライン開催や、食事なしが望まれるかというと、決してそうではありません。そもそも、多忙な会員がランチを食べにわざわざ通い、時に面倒な仕事を受け入れたりする習慣は、不合理ながらも、義務で嫌々やっているわけではありません。みんな自らの意思です。どんなに便利で経済的なツールが生まれても、顔を合わせ、共に飯を食うこのアナログ例会の必要性を理解しているのが、ロータリアンなのです。

(報告等)
稲葉雅之はこの度、2620地区より、『ガバナーノミニー・デジグネート Governor Nominee Designate』に任命されました。この決定は、伊東西クラブの思いが理解され、また期待されている証であると考えます。まだ、目標に向かう第一関門をクリアした段階であり、これからクラブで意見を出し合い、団結をもって楽しく進めていきたいと思います。そのための組織編制等の検討や他クラブへの挨拶等を、まずは進めさせていただきます。
今後しっかりと準備をして、伊東西の地区運営によって、より世界平和に貢献できるように頑張っていきましょう。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
以上


卓話 全文

国際ロータリー第2620地区会員増強・維持委員会委員長 岡村延昌 様

今月は増強月刊です。ジェニファーEジョーズRI会長は「イマジン ロータリー」のテーマを掲げ、ロータリーでの女性の割合を30%にして、異なるユニークな新クラブ作りを推進しましょう!と、更に新しいクラブモデルを受け入れる事は、ロータリーの成長に不可欠だと話されています。そのためにはDEI(多様性・公平性・インクルージョン)は持続可能な良い文化を生むのに不可欠であると話してます。そのことを踏まえ国際2620地区淺原諒蔵ガバナーは地区目標の第一に会員増強・維持を挙げております。
各クラブの皆様には最低でも現状維持、クラブの規模によっては純増を期待し、クラブ独自の奉仕活動で、地域を巻き込み賛同者募り、出来ればその賛同者から新たな入会候補者を見つけてもらいたいと思います。5年前年度当初、日本34地区の会員数87,936名、地区では3,013名が、その年度末日本全体で88,087人、地区は3,004人でしたが、4年前の年度末では87,799人、地区2,979人、3年前は85,510人、地区2,858人、2年前は83,658、地区2,812人と大幅に減少しています。
新しいクラブも出来ましたがトータルでは35クラブ消滅しています。勿論、新型コロナによる影響もそれありますが、では「なぜ退会するのか?」退会者アンケートの結果は①費用や時間の負担30%②クラブ環境23%③期待と違っていた19%などが挙げられております。
新しい会員が求めていることは●地元での社会奉仕●人とのつながり●職業人として成長やリーダーシップ育成の機会を挙げています。他方現会員は「クラブ例会を楽しめる」ことが満足度に挙げており、如何に現状維持に満足しているかが分かります。そこで会員増強・維持の2つの事例を紹介いたします。
先ず1例目1年で51人増強の実例紹介として、第2840地区高崎RCは地区の新会員アンケートに注目いたしました。(回答者数214名内30名女性)1.RC入会動機2.誰からの勧誘3.入会前のRCイメージは?4.入会後の印象は?5.今、のRCでの満足している事6.不満に思っている事7.どうすれば良くなるか これらを分析して①毎月夜間会員増強会議の開催②候補者が入会のためらいを払拭し、共に考える③会員全員に「三種の神器」入会申込書、クラブ概要書、ロータリーの友を携行してもらう④新会員を迎える例会等の工夫等で、クラブが活性化し51名の増強が実現できました。現在も135名に増えております。(51名入会当時は64名)
事例2は一人の会員から始まった増強物語(大宮西RC)増強前の現状は「例会のマンネリ」「奉仕活動も前年踏襲」「全体に停滞感が漂う」等々、一人の会員が増強は理論でなく実践と考え熱意と実行力が会員を動かしました。仕事の話は何故タブーなの?事業人の集まりであれば、経済や事業の話は当然、相互扶助はロータリーの原点のはず。また。親睦により仲間が出来、共に奉仕活動を通じて感動を共有し、人となりを知り信頼関係がビジネスチャンスを生み上手にビジネスに活かせる、それにより若いメンバーが増え、例会に活気が出て、新しい発想で、奉仕活動ができ、会費の値下げにもつながったようです。
以上、これを特殊な例と考えますか?増強は必要です、クラブ全員の納得と協力を得るまで話し合い、理論でなく実践いただきたいのです。是非、伊東西RCの皆様にもご理解賜わりますようお願いいたします。