会報誌 No.2056

投稿日: 2022-07-29

2022.7.29 第2056回例会 No.2056 記事全文

会長挨拶

会長挨拶  稲葉雅之

20220729

 夏休みの時期になりました。私は子供のころ、魚釣り以上に好きだった遊びとして磯遊びがあります。磯に潜って、サザエ、シッタカやトコブシなどを獲ります。伊東っ子の地の利を生かし、小学三年の時位から、夏にはよく友達と自転車で汐吹や湯川方面に通いました。海の中で大物を見つけた時の感動や獲った時の喜び、持ち帰って家族に見せた時の誇らしさや、巣に食べ物を運ぶような、他者を養う喜びが生まれ、人にも備わっている狩猟(或いは採取)本能というものが満たされる感じがしたものです。

 ところで、半世紀も前の地元の子どもには、少し位なら獲って持ちかえっても、ある程度大目に見られていた(?)ようですが、本来は漁業権の設定された場所では禁漁であり、厳しく管理されている現在では、もはや子供たちはあんなに楽しい遊びを体験できません。しかしこれは、単なる水遊びとは異なり、子供なりにリスクマネジメントを考えた上で、いかに獲物を獲得するかを学ぶ貴重な機会であり、生きるための食物確保機能を磨く体験学習にもなります。

 さて、豊富な磯場のほんの一部でも、安全管理された中で素潜り採取体験できるエリアができれば、地元や観光客の親子連れが訪れるのではないでしょうか。有料の潮干狩りのような感じでもよいので、どなたか作って頂けたらと思います。

以上

伊東西RC

ガバナー補佐訪問挨拶

 皆さんこんにちは
今年度ガバナー補佐を務めます三島西RCの遠藤正幸です。
入会して今年で36年目を迎えます。

 私が入会した頃は、クラブを増やそうということで三島南RCが出来るときでした。70人くらいになった時に三島南RCがチャーターナイトを迎えることになりました。チャーターメンバーは残念ながらいなくなったようですが、毎年奉仕活動を積極的に行い、タイの小学校に自転車やミシンを寄贈したり素晴らしい奉仕活動を積極的に実施していることは、よくみています。イマジンロータリーではないですが、それらによって喜ぶ子供や将来の姿をイメージすると嬉しくなります。

 前置きはこのくらいにして本題に入ります。補佐の役目は皆さんとガバナーを結ぶ懸け橋ということで理解しています。

 補佐の義務として各クラブを5回訪問するようにということでしたが、昨年の松井ガバナー補佐と引継ぎ会議をさせていただきました。その際静岡第1グループは、距離もあり、4回程度で十分だったとのお話を伺い、当初12月にも予定していましたが、12月は特に問題がなければ中止し4回程度にしたいと思います。

 第1回目の訪問は、ガバナー訪問の前にということで本日になってしまいましたが、本日は、新年度の第1例会ということで会長方針等の発表があると思います。私のあいさつは計画書にも載せていただいているので5分以内にさせていただきたいと思います。

 本日を迎えるにあたり、PETSを含め5回の勉強会がありました。
RI会長は、ジェニファー・E・ジョ-ンズさんで初めての女性ガバナーです。映画「慕情」のヒロインと同じ名前です。
テーマは、「イマジン・ロータリー」です。世界にもたらせる変化を想像して大きな夢を描き、その実現のためにロータリーの力とつながりを生かすよう呼びかけました。

 淺原ガバナーはそれを受け地区運営方針として「絆を深めて、ロータリーを再開しよう」としました。淺原ガバナーはグループの合同奉仕活動を実施しようとも呼びかけました。当初静岡第1グループとしてせせらぎRCが昨年実施した「子ども食堂の支援」をテーマに実施することも考えましたが、各クラブ必要性は認めるものの地域性もあり出来ないところもるということで断念しました。

 代わりに現在各クラブで取り組んでいる奉仕活動に「青少年健全育成と福祉事業への参加」と冠をつけて各クラブで実施することにしました。よろしくお願いします。

 ここで淺原ガバナーのエピソードを紹介しておきます。淺原さんは兎年で今年71歳になります。新一万円札でも有名になった渋沢栄一さんの起こした倉庫業の会社にお世話になり、独立して倉庫業をご自分でも起こしたようです。非常に温厚な方でいつも兎のグッツを持ち歩いているそうです。ガバナー訪問の際ご披露してくれるかもしれません。

 補佐の役目としてもう一つ大事なことがあります。 IMの開催です。2023年2月5日(日)に三島駅北口の日大国際関係学部の講堂をお借りして実施する予定です。

 テーマは、IM実行委員会や会長幹事会で相談してゆきたいと思いますが。第1回目の会長幹事会で各クラブの特色や奉仕活動の話をお聞きしました。各クラブの現状をあまりにも知らないことや素晴らしい事業をしていることを知りました。有名な方の講演をお聞きするよりそのあたりのお話を聞かせいただいた方が良いのではと考えています。
各クラブの得意技をご披露していただいてもよいとも考えています。
コロナ禍でも実施できるIMを目指したいと思います。WEB開催や、懇親会の有無等実行委員会や、会長幹事会で相談してゆきたいと思います。
1年間よろしくお願いします。

卓話 担当:稲木孝彦君

 本日は伊東市の下水道事情についてお話をしたいと思います。

 伊東市の下水道事業は昭和49年8月20日に市街地及び旧市街地を中心とし公共下水道の供用を開始しました。平成14年3月には宇佐美地区、平成18年3月には荻・十足地区で供用を開始しました。今後は川奈駅周辺から吉田地区へ整備事業が予定されています。

 下水道事業を整備するには多額な費用が必要となります。この費用を市税など税金でまかなおうとすると下水道を利用出来ない区域に住む人との間で公平を欠く事になります。そこで下水道によって利益を受ける方に下水道の工事費用の一部を一度に限り負担して頂く伊東市下水道事業受益者負担金条例が定められています。
負担金は土地の面積により算出されます。市街地、宇佐美地区は1平方メートルあたり200円、荻・十足地区は250円となっています。

 下水道料金ですが基本料金2ヵ月で1600円(水道使用量0~20㎥まで)水道基本料金は一般家庭(13m/m~20m/mの量水器で)2ヵ月で1886円です。上下水道共使用している一般家庭では基本料金だけで3486円(2ヵ月)かかります。
また市内では一般家庭でも温泉を使用されている方も多いですが水道汚水以外の汚水は別途温泉等汚水料金が設定されています。こちらの使用料金は基本料金1700円です。
上下水道+温泉汚水を下水道へ接続していると基本料金で5186円(2ヵ月)かかります。令和3年度末で伊東市の人口は約66,000人です。その中で下水道を使用できる人口は約26,000人、全体4割の方が下水道の使用が可能です。
令和4年3月現在下水道への接続可能な地域での接続率ですが全体で83%が接続されています。下水道事業における経費負担区分は「雨水は公費、汚水は私費」の原則の元に汚水処理に係る経費については使用料により賄う事が求められています。

 ただ、公共下水道処理区域内の人口減少が著しくまた節水型の衛生器具の復旧により使用料に直結する有収水量の減少が顕著であり使用料収入の確保が厳しい状況です。また供用開始から48年経過しており処理施設、埋設管の老朽化により更新工事費の増加など多くの事業費を要することとなり、事業の安定の為に一般会計から補助金として約5億円もの費用受けています。今後も事業費の増加が見込まれているため令和5年には使用料金の改定を計画しています。その後も3年~5年の間に更に使用料の改定を検討しています。

 下水道事業は公衆衛生の向上に必要不可欠ですが経営は前途多難です。

会報誌 No.2056

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